
今日はその特徴を少し追加します。
<リカーブボウ>...写真左側
・アーチェリーの発祥したままのスタイルに近い形
・リム=弓の上下...がなめらかにカーブして長い
・弓の構造が簡単で調整が比較的簡単
・弓に精度向上の器具を付加できる
・長距離(70m,90m)の的を狙うには強い体力が必要(弓が強い)
・競技人口が多い
・リリーサー(発射装置)は使用不可
※<ベアボウ>
リカーブボウの付加器具を一切つけない状態の弓
いわゆる弓本来の姿、機能で競技するシンプルなスタイル。フィールド競技が多い。
<コンパウンドボウ>...写真右側
・近年アメリカで発明されたアーチェリーの派生弓
・リム=弓の上下...が短く、先端に滑車がある
・偏芯滑車の作用により引き重量が軽くなる
・構造が複雑なので調整に慣れが必要
・強い弓が比較的軽く引ける
・日本での競技人口は少な目
・リリーサー(発射装置)が使用できる
・命中精度を上げるのが比較的容易
写真<渋谷アーチェリー様・Hoytカタログより引用>を見ればその違いは一目瞭然ですね。
・スタイルや使用感覚が違うので、好みが分かれるところですが、総じてアメリカでは発祥地ということもありコンパウンドボウもかなり普及しています。日本やアジアではまだリカーブボウが多いようです。
ただし入門としては、道具の安さ、調整の安易さなどからリカーブボウをおすすめします。私たちのクラブでは熟年になり強いリカーブボウを引くのがつらくなった先輩がコンパウンドボウを使用しています。またコンパウンドは、強いポンド数の弓を引きやすいことからアウトドアで狩猟に使う国もあります。